嘉藤農機は「明日の農業を守る」ために、お客様が笑顔になる製品・サービスを届けることで農業を強くする様々な取り組みをしています。
今回は、プロサッカー選手を目指しながらも「(嘉藤農機の)仕事にやりがいをみつけた」と二足のわらじに全力で励む社員をインタビューしました。
はい。嘉藤農機では重機オペレーターとして油圧ショベルに乗り、牧場関連施設内で朝8~17時まで作業しています。仕事後は、北海道十勝を本拠地とする、サッカークラブ「北海道十勝スカイアース」の選手として2時間ほど練習しています。同クラブに所属したのは昨年で、嘉藤農機への入社は2021年1月です。サッカー以外は、全てが未経験ですが、幼い頃から「やったことのないことへの挑戦」が大好きだったので、嘉藤農機での初めてづくしの仕事は、楽しくて仕方がありません。
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出身は山形県天童市です。幼い頃からサッカーを続け、高校では仙台へ。その後、中央大学でサッカー漬けの学生時代を送りました。サッカー選手にとって、大学4年は大事な時期で、夏頃からJ1をはじめとするプロチームのセレクションが行われるのですが、そんな大事な時期に恥骨を骨折するという怪我で、ほぼすべての入団試験が受けられず、一度はサッカーを辞めようと覚悟し、就職活動を始めたんです。
ところが、どこか覚悟し切れない私に気づいたのか、両親からは「サッカーを続けるべきだ」と背中を押され、周囲からも「頑張れ」と声援をいただく中で、「今からでも入れるチームはないか」と探していた所、現スカイアースに所属する大学の先輩から「サッカーを続けるなら、スカイアースにこないか」と誘われたのがきっかけで北海道に渡ってきました。
正直、寝る前にはヘトヘトです。それでも自分の夢であるプロサッカー選手のためなら頑張れるんです。何より仕事も楽しく、一緒に働く個性豊かなメンバーからの刺激もあり、毎日が充実しています。サッカーチームは、地元サポーターからの支援が厚く、練習に集中できる環境が整っていますし、嘉藤農機のメンバーも互いにリスペクトしながら仕事をしています。両方の環境が整っている場所で頑張れるって、幸せなことだなと実感しています。
サッカーでも共通なのですが、リーダー(嘉藤農機の代表)がしっかりしているチームは強いですね。信頼できるリーダーの下で、事務、現場などそれぞれの役割を持つメンバーが同じ目標に向かって進むんです。まさにチームで勝つ!が浸透しているのが嘉藤農機ですね。
もちろん、仕事ですから厳しく指導されることもあります。先日、重機の扱い方で師匠と呼んでいる大先輩から「危ないから、お前とは仕事できねえ」と叱られました。現場での重機作業は、ひとつ間違えれば命に関わります。それをわかっているからこその指導でした。本気で叱ってくれているのがわかったからこそ、猛省しましたよ。師匠は背中で語るタイプなんです。口数は少ないですが、何かと気遣ってくれているのがわかります。
嘉藤農機では、サッカーと共通することが多いことに気付かされますね。先輩の姿を見て学んで、一緒に取り組んで、失敗したら反省して次頑張る。最も共通する点はチームワークですね。嘉藤社長から常々言われるのが「すべての仕事はお客様と従業員のためであることを忘れるな」です。サッカーでも同じですね。「サッカーは11人でやる競技。チームのことを忘れるな」。
コミュニケーションをとるのも好きなのですが、チームワークの良い嘉藤農機ではしっかりと情報共有が図れているので、それも強みだなと感じています。雰囲気は最高です。入社して半年が経ち、仕事上で自分が何をすべきかが見えてきたので、しっかり仕事をこなしていき、会社の利益に繋げて行きたいと思っています。
そうですね。一応、繰り返しますが、目標はプロサッカー選手です。昨年、チームはJFL昇格に一歩届かなかったので、今年こそリベンジしたいと思っています。チームでのリーグ昇格と同時に個人での昇格も目指して、練習に励み、試合で結果を出していきたいです。
練習が19時からなので、僕の場合は練習前のストレッチをしている最中ですね。体を伸ばしている途中に「カチッ」とスイッチが入るんです。そうなると脳の思考もすべてサッカーに切り替わる感じです。僕のように二足のわらじを履いている人は少ないと思いますが、仕事とプライベート時間を区切るのも大事かと思うんです。だからこそ、自分の中でのスイッチを決めておくのも良いのではないでしょうか。
面白いのが思考を変えて取り組んだ後に、サッカーと仕事で共通する動きが見つかったりもします。多分、スイッチのオンとオフの切り替えで、別の角度からの自分を見られるからかもしれません。一つのことだけをしていると思い込みが強まり、視野も狭くなり、正しいことが見えなくなることもあると思うんです。そんなときはスイッチを切り替えてください。おすすめです。
ありがとうございます。天皇杯の本戦出場を決める試合で得点を入れることができ、天皇杯の目標だったJリーグのチームからの勝利を1戦目で達成できました。残念ながら2試合目のジュビロ磐田戦で負けましたが、チームとしても個人としても大収穫でした。今後はリーグ戦に集中して優勝することと、優勝後のJFLへの昇格トーナメント戦を勝ち抜くことが今年最大の目標です。
プロサッカー選手として十勝を離れることがあるかもしれません。それでも、嘉藤代表からは「サッカー辞めたら戻ってこい」と言われています。帰ってくる場所を頂けたことは、安心感に繋がっています。逃げる場所とは思っていません。最大の応援だと受け止めています。まずは今いる場所で全力で取り組み、信頼を得て、自分力を付けていきます。これも嘉藤代表に教わった生き方です。今の自分にとって、嘉藤農機は社会人として成長できる最高のステージです。サッカーにも共通しますが、あらゆるステージで活躍できる人材になっていきたいですね。