「農業をとめない!牧場をとめない!」を掲げる嘉藤農機です。隔週で農家さんの困りゴトや嘉藤農機からご提案できる農業・牧場現場の予防策を、嘉藤農機の近藤と嘉藤がお伝えしています。
秋分の日も終わり、12月まではどんどん昼が短くなりますね。昼が短い分、明るいうちに終わらせないといけない仕事もスピードアップしていかないといけません。皆様の機械はどこか壊れていませんか?
今回も営業トーク!? 農業機械の不具合は「嘉藤農機まで」ですね
営業といいますか、困りごとがあればぜひ問い合わせください。解決するのが嘉藤農機の使命ですから
さて、今回の困りごとは「農業機械の修理」です
まさに嘉藤農機の本業ですね。農業機械の修理のどんな困りごとですか?
農業機械の修理のイメージって、トラクターや耕運機といった、自動車のように走る機械が多いですよね
確かにそうですね。農業関係の機械で壊れることが多いからでしょう。ちょっと列挙してくれますか
はい。嘉藤農機の整備士によると、トラクターのオイル交換、ラジエータ冷却水交換、オイル・油漏れ、タイヤのパンク、エンジン停止装置の故障などなどです
オイルや油の漏れは、前輪ギア・ケースや車軸など、あらゆる箇所で発生します。大型機械はそれだけパワーを使うので、負荷も大きく、壊れることも多いんです
本当にそう思います。中には「運転席のドアが外れた」「ぶつけて凹んでエンジンルームが開かない」なんて依頼もありますね
そうそう。農場や牧場は休みなく作業が続いたりもするので、機械への負担も大きくなりますから。消耗品の減り、物理的な故障などなど、おかげさまで、当社の整備士の仕事がなくなることがありません
まさに!ですね。ところが、農場や牧場には農耕作業用自動車以外の機械もあります
仰るとおりです。前述してきた故障の話は、農耕作業用自動車の話しばかりです。牧場で故障が多いのは、家畜ふん尿などの畜舎汚水の処理で使う「糞尿処理施設」まわりですね。
固液分離機は汚水の中の固形物を分離・除去するための装置(機械)です。固形物と液体を分離することで、脱水して分離した固形物は、牛の寝床に使う敷料として利用できますね
今日は糞尿処理施設の活用ではなく、修理の話ですよ
毎回、するどいツッコミありがとうございます。話を戻しましょう
当たり前ですが、生き物である家畜からはふん尿が毎日排出されます。人間と一緒ですね。つまりは、人間の下水処理と同じです。トイレが詰まったら、困るのと同じです。畜舎に住む家畜のふん尿処理は止めることができません。
フル稼働する糞尿処理施設の消耗や故障も激しいということになります。例えば、分離機そのものであるセパレータ部分が破損すれば、分離できませんし、モーターを制御する「インバーター」が壊れれば、モーターそのものが動きません。
ふん尿を集めて貯めるピットから分離機までを繋ぐために必要な組み上げ用ポンプやふん尿移送ポンプなどが壊れれば、ふん尿を移動できません。意外と機械・装置は至るところで使われているんです
故障したら大変ですよね!そんなときは嘉藤農機へ!で締めるわけですね
いえいえ、少し違います。前述の自動車系も牧場設備・機械(糞尿処理施設まわり)など、酷使される機械類が壊れることは多々あるんですが、実は農業機械整備の分野では、自動車系を修理できる整備士と固液分離機といった専門機械の整備士は別の認識が強いです
まさにセパレート(分離)ですね!
茶化さないでください
いつもと逆で、突っ込まれましたね
農家さんからすれば、農場・牧場で使う機械が壊れたときにどこに連絡をすればよいかが不明だったり曖昧だと困りますよね。という話です
確かにそうですね。買った先に連絡することが多いでしょうが、メーカー側だとどうしても交換部品の移送など時間がかかります。農家さんからすれば、作業を止めないためには、先ずは修理して動かしたいはずです。
そのとおりです。嘉藤農機の整備士が目指すは「スーパー整備士」です。自動車系も設備系も農場や牧場でのあらゆる機械を整備・修理できる整備士を増やすことで、農家さんの仕事を止めないことが目標です。
嘉藤農機を立ち上げたのも、「嘉藤農機に電話すれば、農場・牧場にある機械の課題が解決できれば、農家さんの作業効率も高まる」と思ったからです
農家さんが困っている修理は、農耕作業用自動車のみならず、糞尿処理施設をはじめとした、農場や牧場にあるあらゆる機械であり、すべて整備・修理できる整備士が必要という話ですね
そうです。今回の農家さんの困りごとは、当社だけではなく、日頃、頑張っている農業機械整備士の方々にも伝わればと思っています。
農場・牧場の修理は、自動車系のみにあらず!ですね
そのとおりです。まだまだ、当社の整備士がすべて対応できるレベルには育っていませんが、毎日、自動車系以外の整備・修理に挑戦しながら経験値を積んでいます。牧場主体の整備が多いので、糞尿処理施設まわりに関しては着実にノウハウを吸収しているはずです。もちろん、元自動車整備士も多いので、自動車系は得意分野です。
トラクター、コンバイン、収穫期、各種アタッチメントのほか、ポンプ系やセパレーターなどなど、種類が多い農業関係の機械についての悩みについては、先ずはご一報ください。相談ベースでも構いません。解決の糸口を発見するのも我々、嘉藤農機の仕事ですから
嘉藤農機は農業・牧場をとめない!!のが嘉藤農機です。