「農業をとめない!牧場をとめない!」を掲げる嘉藤農機です。隔週で農家さんの困りゴトや嘉藤農機からご提案できる農業・牧場現場の予防策を、嘉藤農機の近藤と嘉藤がお伝えしています。
実りの秋です。収穫の時期です。8月は十勝の主要作物の「小麦」が終わり、次はじゃがいも、豆と続きます。畑では人や農機具がフル稼働です。何かお困りごとがあれば嘉藤農機へ
今回は営業トークからですか!?
心から出た言葉です。さて、今回の課題はなんですか
ズバリ!「人手不足」です
前回の「農業機械が高い」に続いて、センシティブというか最大の課題のひとつを上げてきましたね。これも農家さんにとっては経営(運営)に直結する話です
多くの農家さんが「人手不足」とおっしゃっています
農業だけに限らず、日本中で人手不足ですね
収穫時期ですから、なおさらな課題と言えます。どう解決すればよいでしょうか?
前回もお話しましたが、昨今の農業界では、農地の集約が進み「経営規模の大型化」、「農業従事者数の減少」、「高齢化」などの問題があります。高齢化は労働人口減にも繋がっています。
ただ、人手不足を解決するには、労働条件を良くして、魅力を伝え、日本だけじゃなく、海外人材を採用するという一般的な話しになってしまいますし、そうした話は人材のプロに聞きましょう
では、解決できず。ということで今回は終わりますね
いえいえ、せっかくなので農業の魅力についてお話したいなと思います
農業の魅力!語っていきましょう
この記事を読んでいる方の中には、農業に興味のある求職者もいるかと思います。先ずは、「自然の中で生きられる素晴らしさ」です
まさに!ですね。畑作・稲作・畜産など多くの農業は屋外(一部牛舎内などはあります)での仕事です。都会の中に農業の栽培場所や牧場は少なく、必然的に自然の多い地域となります。労務・経理・作業の管理にパソコンは使いますが、大半は太陽の下で健康的に仕事できます
嘉藤農機の整備士も、オフィスにいるのは朝と夕方くらいで、多くは農家様の現場で作業しています
健康的ですね!
はい。朝日を浴びて、日が沈む頃に帰ることが多く、自然の摂理にあった仕事です
満員電車に揺られることもほぼありません。作物や生き物が相手ですから、対人関係に悩まされることも少なくなります
四季を感じられる仕事は、日本で生きるには最適ではないでしょうか。春夏秋冬を肌で感じるんです
最初は、体力的に疲れるかもしれませんが、栽培・飼養管理をしながら収穫や飼育がメイン作業です。前回お話しした通り、昨今は農業機械が発達しているので、農業機械を上手く活用することで体への負担も軽減されています
基本的に残業が少ないです。畜産業では生き物に合わせるので、出産や病気への対処はありますが、畑仕事では収穫や出荷作業は朝早いので、夜は早く寝ることになります。自分で仕事の時間を調整できる点も世のサラリーマンとは違いますね
学歴社会から抜け出せますか?
最近は、高度化した農業法人では学歴といいますか、学生時代の学びを活用する農業法人が増えていますが、基本的な仕事内容は、現場で覚えることばかりです。天候や植物・動物を肌で感じながら覚えるので、学歴社会ではありません
私も農業界にいるくらいですから!
そこは比べる必要ないですよ。あとは、都会生活に比べて生活費は安くなります。農業は郊外に多く、「住」に関しては家賃も駐車場代も安くなると思います。総合的に都会よりも生活費は安く住みますよ。ただ、都会に比べて夜遊びする場所が少ないので、寂しさを感じることもあるかもしれません
確かに。嘉藤代表は寂しそうですね
コラコラ!住み込みや農業法人の中には、自前で宿舎を完備しているところもあるので、そうなると、かなり「住」は安くなりますね
異業種からの転職で活かせる経験はありますか?
たくさんありますよ!例えば、営業経験は収穫物を販売するために生かせますね。生産者の多くは、農作業で手一杯ですから、営業できる人材は重宝されます。収穫時期は収穫と出荷作業、つまりは繁忙期に営業なんてなかなか出来ないんですよ。だからこそ、「あなたの営業経験が役立ちます」
営業経験が生かせるのであれば、プロモーション経験も使えますね
その通りです。さすがは嘉藤農機の営業兼プロモーション部長!自ら生産した商品をアピールする力は営業力と同様に重要です。重複しますが、生産者の多くは、生産と出荷に追われ、営業やプロモーションが疎かになりがちです。あなたの経験が即戦力として生かせます
ボク、営業兼プロモーション部長だったんですね!そこに驚きました。それとだんだん、リクルート会社の方のような口調になっている嘉藤代表にも驚きです
まだまだ続きますよ。マネジメント能力も欲しいところですね。大規模化が進むことで、規模が大きくなる農家さんや農業法人が増えています。組織ができると、仕事の段取りや安全確認のほかに、業務効率化を図るなど、チームリーダーが必要となります。
あとは、経営経験やセンスも必要です。独立を視野に農業界に足を踏み入れる方もいるでしょう。そうなれば、農業作業全般の知識や生産知識のみならず、農業経営を続けるための経営力も必要です。
いかにして、生産品質を高く保ちながら生産コストを下げて、収益を上げていくか。さらには、業務効率化や規模拡大のための資金繰り計画などなど、まさに農業は経営です
さすがは嘉藤農機を引っ張るリーダーですね
褒められているんですよね?ただ、ここでも何度か話していますが、農業や牧場経営は、自然と生き物が相手です。出荷できるまでには時間がかかります。出荷されてはじめて売上となります。台風や気候変動・病気など、予期せぬ出来事で収穫量(売上)が減る場合もあります。
さらには、天候によって作業計画が崩れることも度々あるんです。それが農業の醍醐味でもあるのですが、同時に悩みでもあります。それを少しでも緩和できるよう、解決するのをお手伝いするのが……。
はい!我々「嘉藤農機」というわけですね
今回も良い締めですね。我々のキャッチフレーズは?
嘉藤農機は農業・牧場をとめない!!です。
ぜひ、一緒に農業界を支えませんか!
まさかの勧誘!で締めるんですか!?
「おあとがよろしいようで」