「農業・牧場をとめない」を合言葉に嘉藤農機の整備士がどんな1日を送っているのか。田川整備士の1日を追ってみました。奥深い農業機械・設備の整備の世界を御覧ください。
先ずはメールチェック後、当日の作業内容・スケジュールを確認。私(個人)の行動はデジタル管理ツールで、他の部署やスタッフも把握できるので伝え忘れ防止に役立っています。
現場作業がチームで動く際は、メンバーと入念に情報共有。作業内容や手順を確認することで、現場着後すぐに行動に移せます。
ユニックを使用して固液分離機を移動。大型機械を移動させる際は、周囲に気を使いながら焦らず慎重に進めるのが事故防止の大前提です。
牛トロ丼 現場で一緒に働く仲間と共に食べることも多いです。この日は、整備士2人と重機オペレーターの計3人で行動を共にしました。
同じ現場に戻り、前日修理したトラクターに乗り、きちんと作動するかを確認。普通に動かすのではなく、現場作業を想定して動かすことが大事です。
ノベルズグループの別の牧場から電話連絡が入り移動。酪農牧場では24時間作業が行われているので突然の機械不良や故障は日常茶飯事。
ショベルのドアが壊れたとのことで、修理箇所を確認。すぐの修理が難しいことを判断。牧場側に説明し、この日は確認のみで、修理は後日となりました。
整備に必要な工具や部品は、専門店以外でも多少のものはホームセンターでも手に入るので、事前に購入していておくのも大切なんです。
この日は、会社に戻り明日のスケジュールなどを管理部門と確認。ただ、オフィスに戻らず直帰の場合も多く、その場合は、チャットや管理システム上でのやり取りとなります。
自動車整備が簡単というわけではありませんが、農業機械の整備は本当に幅が広いんです。
嘉藤農機での整備方針は「牧場をとめない・農業をとめない」です。そのためには、定期点検をして、事前に故障の可能性など予測を立てるのが重要です。我々、嘉藤農機の整備士は現場作業中の合間に、他の農機具や施設にも目を配り、少しでも不具合を発見することをメンバー自らも課しています。農業で使うあらゆる機材・設備を整備するのが使命です。私個人としても、スコップからトラクター、牛舎・バイオガスプラントまで農業に関わるあらゆる整備が担当できる「スーパー整備士」を目指しています。農業機械・設備の整備士の奥は深く、やりがいしかありません。